見所満載の笠置山(かさぎやま)1128m
蛍光色に光る「苔」…ヒカリ苔に感動♪
恵那市や中津川市を通ると、北〜北西方向に、ちょっとカッコイイ山が見える。それに富士見台や南木曽岳からも見え、南信州の高嶺や長者峰からもはっきり分かるのが「笠置山」。今回は晩秋も終盤って言うことで、簡単に登れるルートで行ってみた。
駐車地は「望郷の森」。キャンプ場の駐車場である。夏は賑わっていることであろう。ここからが山頂まで最短距離らしい。久しぶりの山歩きとなった相方を連れて登ってきた。ペトログラフとかヒカリ苔とか、さらにはくぐり岩とか、多種多様な演出で飽きない山歩きであった。
山行き日 |
2013年11月17日(日) 天気:晴れ/くもり |
山名 |
笠置山(かさぎやま) |
登り口/場所 |
岐阜県恵那市(望郷の森駐車場) |
標高 |
1128m |
標高差 |
144m |
距離 |
4.2km |
時間 |
2時間48分(休憩・ランチタイム含む) |
あてにならないお疲れ度 |
☆☆☆☆☆ |
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ルートと時間
10:22望郷の森キャンプ場駐車場〜10:46ペトログラフ舞台岩〜11:01物見岩〜11:26笠置山山頂〜11:35ヒカリ苔〜11:47大展望台12:35〜12:49亀石長寿の水〜12:54瞑想小屋・瞑想展望台〜13:05夫婦岩分岐〜13:08林道出合〜13:17望郷の森キャンプ場駐車場
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まずは案内板でルートを確認
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10:15ごろ「望郷の森キャンプ場」駐車場へ到着。先着のデミオが1台だけである。トイレは使用不可と張り紙があった。また管理棟は閉鎖されていた。
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まずは管理棟右側の遊歩道を進む。
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2分もしないうちに、東屋と展望台があった。
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そろそろ紅葉は終わりが近づいていますね。
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ちょっと、展望台から眺めてみた。東濃の山々だが同定が出来ない。下にキャンプ場の駐車場。分かるのはそれぐらいだ。
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道標に沿って山頂を目指す。名物の階段を登る。
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階段の途中に「ペトログラフ舞台岩」なるものがあった。もちろん行ってみます。
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舞台岩。上は平坦で、たたみ3畳分はあっただろうか?
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今度は杯状の穴が点在する岩。大きさは、こんなもん。
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さらに、登って行く。歩きだして30分。「物見岩」まで着た。ここは林道終点になる。まわりには東屋、WCがあった。まずは「物見岩」へ。
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東屋の横を通り抜け梯子を登ると、「物見岩」が登場。
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ここからの眺望。あいにく霞んでいる。山腹は紅葉がピークのようだ。
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空気が澄んでおれば、見晴らしはイイと思うが、今日は諦める。で、こんなことをして楽しむ。
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林道終点にあるトイレ。汲み取り式でペーパーは無い。協力金も無い。山頂へは右側の山道を入って行く。
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東濃の山を象徴する「東濃檜」が立派に育っている!
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此の先が奥社のようだ。駐車場から1時間弱で登ったことになる。案の定、到着!
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境内を巡ってみる。二等三角点(点名:御笠置)は確認出来たので、いつものタッチ♪
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ここが、てっぺんであることを示すものは、この名板だけ。てっきり左へ行けば山頂かと思った。
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天然記念物の「ヒカリ苔」観察に出かけるww 山頂から、ちょっと下がる。
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あの洞窟の中にあるようだ!梯子を登って小さな洞窟をの中を眺めてみた。何もない!ちょっと角度を変えたら見えた!
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蛍光色のような「緑色」を発している。が、これは発光しているのでは無く反射していると言った方が正しい。
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「ヒカリ苔」の前には百畳岩。
これを眺めて、大展望台へ向かうことにした。 |
今度は「くぐり岩」を潜って大展望台である。
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すんなり通過♪
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北アルプスが眺められる大展望台とのことだ。山頂の神社へ一旦上がって、そして下ってきた。右写真はショートカットで遊歩道へwww
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これが「大展望台」の櫓である。
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生憎、曇り空で北アルプスは見えない!見えているのは「二ツ森山」
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南東方向だが、霞んで同定は不可能!
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右側に「恵那山」であるが、御覧の通り。
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お昼の時間になってきたので、大展望台の前で「店開き」。本日のメニューは「チゲ鍋」&明宝ハムの炙り、そして「おにぎり」。
運転手は「ALL FREE」、助手席はビールで、お約束のカンパーイ♪ 今日は「ヒカリ苔」にである♪ |
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大展望台前の紅葉(黄葉)。今シーズンは、このあと風が吹けば散ってしまうであろう。
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散策路を巡って「望郷の森」駐車場へ向かうことにした。まずは、急降下である。
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途中、名水であろうか?このような案内板が…
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さらに、進んでくると「瞑想展望台・瞑想小屋」があった。当然、行ってみる。
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瞑想小屋から展望台。そこから見えるのは恵那の市街であろうか?
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恵那は恵那でもちょっと違うww 最終版の紅葉である。
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まともや登場した「くぐり岩」ここを通って下がる。
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夫婦岩との分岐に到着。今日は夫婦岩パス! 管理棟へは左である。すこし登り返し。歩き始めたころは、登り返しと聞いただけで「ゾッ」としたものだが、最近はそんなことは無くなった。
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まもなく林道に出合うはずである。予定通り、林道に出てきた。振り返ってみると案内板が。
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一応、案内板通りに歩いているwww
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管理棟へ向かうが、ちょっと振り返る。芝生の広場で夏は気持ちよさそう。
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この広場にはWCもあった。
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紅葉の中を進む。
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もっと晴れておれば気持ちイイのだが…
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13:17「望郷の森」駐車場に到着。カエデも最後の輝きだ! |
おまけ
ヒカリゴケ(光苔、学名:Schistostega pennata)はヒカリゴケ科ヒカリゴケ属のコケで、1科1属1種の原始的かつ貴重なコケ植物である。その名が示すように、洞窟のような暗所においては金緑色(エメラルド色)に光る。
北半球に分布し、日本では北海道と本州の中部地方以北に、日本国外ではロシア極東部やヨーロッパ北部、北アメリカなどの冷涼な地域に広く分布する。洞窟や岩陰、倒木の陰などの暗く湿った環境を好む。日本の自生地にはマッカウス洞窟(北海道目梨郡羅臼町)、長野県佐久市や光前寺(長野県駒ヶ根市)、群馬県嬬恋村(浅間山溶岩樹型)、吉見百穴(埼玉県)、北の丸公園(東京都)などがある。
ヒカリゴケは自力で発光しているのではなく、原糸体にレンズ状細胞が暗所に入ってくる僅かな光を反射することによる。またレンズ状細胞には葉緑体が多量にあるため反射光は金緑色(エメラルド色)になる。 |