Wikipediaによれば、奥茶臼山(おくちゃうすやま)は、長野県飯田市と下伊那郡大鹿村にまたがる赤石山脈(南アルプス)の標高2,474 mの山。山頂には二等三角点が設置されていて、山頂部は大鹿村に位置する。
山域がシラビソ、コメツガなどの亜高山帯針葉樹林の国有林となっている。山域は南アルプス国立公園の指定区域外であるが日本三百名山の一つに選定されている。伊勢湾台風により倒木の被害を受けたが、天然更新が進み、樹林下ではオサバグサ、マイヅルソウ、コケ類などが自生している。
このルートは2006年に「しらびそ峠」から尾根伝いに開設されたもので、これにより従来の青木林道ルートより時間短縮できるようになった。この登山道は途中の尾高山までは道があったが、尾高山から奥茶臼山までを新たに整備したもの。登山経路は、しらびそ峠(標高1,833 m) - 前尾高山(標高2,089 m) - 尾高山(標高2,212 m) - 奥尾高山(標高2,266 m) - 岩本山(標高2,269 m) - 奥茶臼山(標高2,474 m)。前尾高山周辺ではコバイケイソウの小群落が見られ、シラビソ、トウヒ、コメツガなどの針葉樹林の床下には、ゴゼンタチバナ、ヤブレガサ、コケ類が見られる。尾高山は、ヤブレガサを代表する花として、田中澄江により新・花の百名山の一つに選定されている。