恵那山(えなさん)
高湿度に苛まれる過酷な黒井沢ルート&泊まってみたかった野熊の池避難小屋
恵那山へのルートは4本あるが、そのうちの1本…黒井沢ルート。あの「日本百名山」(にほんひゃくめいざん)の著者、深田久弥氏が昭和36年に登ったルート。
噂では聞いていたが、本当に地味に長いコースだ。それに谷の沢沿いを歩くため、眺望も無くしかも、この梅雨の季節は湿気に苛まれる。そんな訳で、今回は気になっていた「野熊ノ池避難小屋」に一泊する行程にした。
山行き日 |
2016年7月2〜3日(土日) くもり |
山名 |
恵那山(えなさん) |
登り口/場所 |
中津川市/黒井沢ルート |
標高 |
2191m |
標高差 |
1005m(累積標高:1752m) |
距離 |
16.6q |
時間 |
初日:8時間18分 2日目:1時間26分 |
あてにならないお疲れ度 |
★★★★★ |
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【ルートタイム】 初日 8:25黒井沢登山口〜9:10黒井沢休憩所〜10:50野熊の池〜13:41恵那山山頂避難小屋〜13:48恵那山(最高点)13:51〜13:52恵那山山頂避難小屋15:14〜16:37野熊の池16:40〜16:43野熊ノ池避難小屋(泊)
2日目 5:10野熊ノ池避難小屋〜5:55黒井沢休憩所〜6:35黒井沢登山口 |
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中津川市のR19中村交差点からR323へ入り、黒井沢登山口を目指すが、途中にあるウエストン公園に立ち寄る |
ウエストンさん!こんちは!! 恵那山を眺めているのですか?
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阿木恵那林道を詰め、黒井沢林道ゲートに到着。ウエストン公園から約10qです。この間、落石が1か所ありました。 |
登山届ポストは、あの小屋にあります。用紙も完備されていました。
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登山届を提出して、入山です。
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左側から潜ります。なぜなら右側は水が溢れていましたww
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黒井沢林道を進みます。
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左側には黒井沢が流れています。
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この林道で唯一のコンクリート製の橋。
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水量が多い黒井沢。こっちは魚が釣れるのかなぁ?
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登り詰めて行くと渡渉が現れました。
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崩落地も。
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空は、どんよりしています。
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ちょっと蒸し暑くなってきました。が、休まず進みます。
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丸太橋を渡り。。。
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すると、本来の登山口に到着。
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ここから野熊の池まで2.5q、山頂まで5.8qだそうです^^;;
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またしても丸太橋。怖いことはありません。
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豊富な水量です。
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渡渉です。汗が噴き出ているので、ここで顔を洗いました。
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ここは国有林なので樹木の銘板が掲げてあります。標高1500〜600mだと思うけど、岳樺がもう生えているのですね(^^♪ |
陽を遮る岳樺の葉っぱ!
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お〜ぉ、、、この樹種は?
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山頂小屋まで5.5qかぁ〜
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道標がしっかりしているので、迷うことはなさそう!
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なにか見えてきました。
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黒井沢休憩所とのことです。室内は確認しませんでした。
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トイレもありますが、用を足すには勇気と度胸が必要です!
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進みます。
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銘板が落ちていたので、拾いあげておきました。
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さすが国有林。ブナの大木がありました。実を言えばブナは用材には不適切と言われていました。書いて如く「木無」です。
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山頂まで5.5q。山頂小屋までは5.0qかぁ〜
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滑りそうな丸太橋。
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この辺は豪雨の頻度が高い地域として注意喚起されています。
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この標高で、この水量です。標高は1500〜600mぐらい。
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ここで黒井沢ともお別れです。
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山腹にかかる丸太橋。さっきの丸太橋より滑りそう。
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まだ4.5qあります。
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ガレ場を登ります。ここの岩はよく滑りました。
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まだ500mしか進んでいません。汗が噴き出しています。
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本日のお宿です。現場を見には行きません。あとのお楽しみに…ww
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野熊の池。
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横に広場があって、御覧のとおり休憩が出来ます♪
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池の渕を回って登ります。
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ここから、笹原とツガの林の中を歩きます。急登ではありませんが、足腰が微妙に効いてきます。 |
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あと3.5q(山頂小屋まで3.0q)だ!
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途中、若者4人組にキャッチされました。若いって素晴らしい!元気がイイし… |
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笹原、ツガの林を抜けると下伊那方面が見えます。
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恩田大川入山方面です。ここからは大川入山の山頂は見えません。
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1992mピークを目指しひと踏ん張り!
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ピークらしき位置か南方向。ロクロ天井や天狗森山方面ですよねww
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あれは、恵那山でしょう?
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さぁ、あと1.5q
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期待を込めて進んだら、ガレ場が登場。尾根をトラバースしているのだけど、これが結構長くて厄介でした。 |
あと1q!
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あと1q案内版の向かいには、水場0.7qの看板が…
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あの向こうが水場のようです。先ほど抜いて行ったカップルが休憩しています。ご一緒させてもらい、恵那山の天然水をがぶ飲みww |
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カップルは元気に出発!オッサンは水場でくたばっています^^;;
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やっと山頂避難小屋に到着。出発して5時間かかています^^;;
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恵那山の最高点を探しに、まず四乃宮へ。でもここではありません。そうこうしていると、あのカップルも探しているようです。 |
はっきりした地点が分かりませんので、四乃宮から少し行った場所を三人の「恵那山最高点2191m」とし、記念撮影^^v |
四乃宮裏から中央アルプスを眺めましたが、御覧の通り雲の中です。辛うじて富士見台と本谷林道が見えますね。それにウバナギも見えます。なにかナギが大きくなったような感じです。 |
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虫が飛び交っていますので、小屋の中で「山めしランチ」にします。
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土間には薪ストーブが完備!
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板の間も綺麗です。築28年だそうです。
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カップヌードルを喰い終え、今度はコーヒーです。ビールはありません。ww |
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小屋の裏にある岩の展望台に登ってみます。
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中津川方面は、真っ白です。
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中ア方面も御覧の通り。
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飯田方面から南ア方面ですが、まったく見えませんww
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だいぶ休憩したので野熊ノ池避難小屋まで下ります。カップルは、もう少し散策するとのことです。 |
途中で追い越され、そこで一旦はお別れしたのですが、野熊の池のベンチで電話中。タクシーを手配していたとのこと。今度は本当にお別れです。爽やかな彼氏&彼女でした。途中から邪魔したけど、ごめんね。そしてありがとう(^^♪ |
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本日のお宿です。4畳半ぐらいの広さです。マットもシートも、それに救急箱も用意されていました。
明日の朝、雨が降らないことを祈って寝ます。ラジオの天気予報では「地域によっては雨」と言っていました。雨が降れば沢は濁流と化しますので… |
翌朝、4時すぎ 雨は降っていません。が、湿度は高いです。 |
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コーヒーを淹れ、眠っている身体に「喝」を入れます。
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それに小屋にお礼のカンパ―イ(^^♪も
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5時過ぎに出発。昨夜はアルコール抜きだったので、手が震えますww |
雨が降っておれば、ここは完璧に沢になっていたでしょうね!
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沢まで下りました。
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昨夜は、山頂でも降らなかったのでしょうね。水量が昨日と同じように見えます。 |
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この先、数か所の丸太橋が待ち控えています。
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やっとコンクリートの橋まで下りました。
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相変わらず水量が多いですね。
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終着地の林道ゲートが見えました。
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潜ります。
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昨日の朝は、この看板を見て勢いづいたけど…^^;;
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は〜い!到着。。。下山中、3組の方々に会いしましたが、その方たちの車と自車のみでした。 |
土岐市で「よりみち」しましたwwww
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